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NPS(New Production System)とは?
NPS(New Production System)は、変貌を続ける市場や企業を取り巻く経済環境の変化に対して、自働化やジャストインタイムなどで知られるトヨタ生産方式(TPS)をベースに最も効率の良い「モノづくり」に挑戦する経営思想です。
その出発点は、1970年、トヨタ生産方式を体系化した元トヨタ自動車副社長の大野耐一氏が中心となって立ち上げたNPS研究会です。大野耐一氏はトヨタ生産方式が自動車だけでなく、あらゆるモノづくりの分野に応用できると考えました。
その基本思想はムリ・ムダ・ムラの徹底した排除といわれます。これは生産現場だけにとどまらず、営業・開発・物流・管理など企業全部門にわたって徹底されなければなりません。そのためには「改善活動」と「人財育成」を推し進め、全社的な経営革新に挑み続けなければなりません。NPSの経営思想は「最高の品質」「最低のコスト」「最短のリードタイム」で勝負できる強い経営体質の構築を追求しているのです。
NPS研究会は原則一業種一社で、現在40社が会員です。さまざまな業種で実践できる新しい生産方式の確立を目指し、切磋琢磨しています。なお、NPS研究会につきましてはNPS研究会のホームページ をご覧ください。
※NPSの手法とOTRSの活用で改善活動に取り組んでいる株式会社エヌティーシー様の導入事例が工場管理2015年7月号に掲載されました。
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