作業編成

(1) 山積み表

短時間で精緻な編成シミュレーションを実現

山積み表は、生産ラインやタスクを進める上で、作業のバラツキを見える化し、作業の改善や問題発見のために作成するものです。分析したデータから選択した要素を積み上げていくと、作業者（あるいは工程）によってバラツキが現れ、グラフは凸凹になります。山積み図に凹凸が見られる場合、資源活用にバラツキがあり、改善する必要があります。

OTRSの「作業編成表（山積み表）」機能では、動作要素を自在に入れ替えて、ラインバランスのシミュレーションを容易に行なう事ができます。この機能により、改善の為のアイディアを検証する事ができ、それを繰り返す事で目標達成を実現する事ができます。

(2) 平準化

棒グラフの要素を移動させるだけの直感的操作

効率的な生産活動のためには資源を均等に活用する必要があります。つまり、バラツキのある山積み表をできるだけフラットな状態に改善します。この平準化作業を「山崩し」といいます。OTRSでは山積み表から任意の要素をドラッグ・ドロップして移動させるだけで、単に凸凹の棒グラフを簡平らにできます。

タクトタイムの設定

タクトタイムは生産工程の均等なタイミングを図るための工程作業時間です。OTRS10では、作業編成表（山積み表）にタクトタイムを表示できるので、タクトタイムの線を確認しながら視覚的に平準化ができます。

平準化後のシミュレーション再生

要素を入れ替えたとき、動画を再生でき、シミュレーションすることができます。また、分析時と同様にコメントの挿入などもできます。平準化後の最適な動作をシミュレーション動画で再現すると、設備の配置や段取り替えの検討ができます。